このような疑問に解決できる記事となっています。
本記事の内容
- 施されているSEO対策の詳細
- SEOの設定方法
本記事の信頼性
私は「AFFINGER5」のWordPressテーマを2年半以上使用しています。
また、現在は専業ブロガーとして活動しており、その視点から「AFFINGER5」のSEO対策項目を見ていきます。
「AFFINGER5」はWordPressユーザーから人気が高く、テーマを販売しているASPサイトである「インフォトップ」の商品ランキングにも常に上位に位置しています。
人気の理由の1つとして挙げられるのが、上位表示を狙うためのSEO対策です。
「AFFINGER5」の公式サイトにも、検索エンジンの仕様変更に合わせて、上位表示を狙う仕組みを施していると記載されています。
しかし、どのようなSEO対策が施されているのか、はっきり分からない方も多いでしょう。
本記事を読み終えることで、「AFFINGER5」のSEO対策の詳細を知ることができます。
まだ「AFFINGER5」を購入していなく、テーマの詳細を知りたい方は下記レビュー記事をご覧ください。
関連記事【限定特典付きレビュー】AFFINGER5を2年使用して感じたメリット・デメリット
AFFINGER5(アフィンガー5)に施されているSEO対策5選
それでは早速、「AFFINGER5」に施されているSEO対策を見ていきます。
解説するSEO対策としては、下記5点です。
「AFFINGER5」のSEO対策
サイトの高速表示
サイトの読み込み速度を高め、高速表示させることはSEO対策として有効です。
「AFFINGER5」には速度を向上させるため、Googleも推奨するAMP(Accelerated Mobile Pages)と呼ばれる技術が搭載されています。
モバイル表示が高速化され、実装しているサイトも多く見かけるようになりました。
しかし、「STORK19」や「JIN」などの有名WordPressテーマでもAMPを搭載していないので、標準機能で利用できる「AFFINGER5」は非常に優秀と言えます。
では、実際の速度面はどうでしょうか。
「AFFINGER5」の公式サイトでは、PageSpeed InsightsというWeb上のツールで速度を計測すると、下記結果が得られたと記載されています。
デバイス | 速度 |
パソコン | 84~89 |
モバイル | 80~94 |
数値が大きいほど高速であることを意味します。
これは非常に高い速度数値となっていますが、測定されたサイトは初期状態のままとなっており、コンテンツがほとんど登録されていませんでした。
当サイトでも「AFFINGER5」を使用しているので、コンテンツやプラグインが導入された状態で速度を計測してみました。
速度としては「78」という結果になりました。
ちなみに、速度を計測したときの当サイトの環境は下記の通りです。
環境 | 内容 |
記事数 | 84記事 |
運営サイト数 | 4サイト |
レンタルサーバー | ロリポップのハイスピードプラン |
レンタルサーバー上の総記事数は500以上存在しますが、速度の数値としては高水準を保っています。
よって、速度面のSEO対策は万全と言えるでしょう。
また、SEO対策以外にも速度面で考慮すべきなのが、読者の離脱率です。
例えば、パソコンでサイトをクリックした際、ページがなかなか表示されず「×」ボタンをした経験がある方もいるのではないでしょうか?
サイトの読み込み速度が遅いと、せっかくアクセスしてくれた読者の離脱にも繋がります。
もし、サイトへアクセスしてから表示されるまでに10秒前後かかるようであれば、読み込み速度に問題ありと言えます。
しかし、レンタルサーバー上でサイトを4つ運営し、「AFFINGER5」を2年半以上利用してきましたが、ページが表示されるまでに10秒前後かかるほど速度が遅くなったことはありません。
よって、読者の離脱面も特に問題ないと言えるでしょう。
レスポンシブデザイン
Googleの検索エンジンは順位を決める際、モバイルファーストを重視しています。
そのモバイルファーストであるか判断する1つの指標となるのが、レスポンシブデザインです。
レスポンシブデザインとは、モバイル端末でサイトを表示しても表や画像などが画面から切れることなく、最適化して表示される技術のことを言います。
「AFFINGER5」ではスマホでサイトへアクセスしても、下記の通り綺麗に画面に収まって表示されます。
よって、レスポンシブデザイン対応面は問題ありません。
内部リンクの網羅性
検索順位を上げるため、重要となるのが内部リンクの網羅性です。
内部リンクとは、自身のサイト内のページをリンクで繋げることを言います。
例えば、当サイトではサイドバーに「よく読まれている記事」という内部リンクを貼っています。
読者のクリック率アップを期待できるのはもちろんですが、Googleが巡回しやすいページに仕上げることで、サイト全体の評価も上がります。
また、ページ下部には下記のような関連記事も表示されます。
関連性の高い記事同士を内部リンクで繋げると、双方のページの品質も高まります。
このように、「AFFINGER5」はGoogleから評価されやすい構造となっているので、内部リンクの網羅性は非常に高いと言えます。
さらに、「AFFINGER5」には豊富なウィジェット項目が用意されているのも評価すべきポイントです。
ウィジェットが揃っていれば内部リンクも効率的に配置できるので、SEO対策にも繋がると言えるでしょう。
記事ごとにtitle・meta description・noindexの設定可能
SEO対策の1つとして挙げられるのが、title・meta description・noindexの設定です。
記事のクリック率を上げたり、サイト全体の評価に影響するSEO対策となっていますが、WordPressテーマによっては用意されていないものもあります。
設定項目がない場合はプラグインの利用が必須ですが、「AFFINGER5」は標準機能として実装されています。
title・meta description・noindexがどのような役割を果たすのか、詳細を見てみましょう。
titleタグの役割
titleタグとは、タイトル変更を可能にする設定項目です。
titleタグは検索結果に表示され、またGoogleの評価に直結するので、非常に重要な項目です。
他のサイトにはない独自性のあるタイトルで、検索結果上位を目指しましょう。
meta descriptionの役割
meta descriptionタグとは、検索結果のタイトル下に表示されるテキストで、記事の要約になります。
SEOには影響しないので、設定していなくても問題はありません。
しかし、meta descriptionタグを設定しておけば、クリック率の向上を期待できます。
例えば、下記は「AFFINGER5 特典」で検索した結果、表示される当サイトの記事です。
「AFFINGER5」と「特典」の文字が太字で表示されていますね。
太字で強調されると、読者は自分が求めている記事と判断するので、必然的にクリック率がアップします。
よって、meta descriptionタグはSEOに関係ありませんが、入力しておいたほうが良い項目です。
noindexの役割
noindexタグとは、検索エンジンからインデックスさせない、つまり認識させないようにする設定を言います。
インデックスさせないことでSEOにどのような影響を及ぼすかですが、コンテンツの薄いページはサイト全体の評価を低下させてしまいます。
例を挙げると、下記のようなお問い合わせページです。
お問い合わせフォームが設置されただけのページとなるので、コンテンツの質は高くありません。
よって、検索エンジンから質の低いページと判断されれば、サイト全体の評価も低下するので、noindex設定を活用しましょう。
他にもプロフィールやプライバシーポリシーのページはnoindex設定にすることで、SEO対策となります。
カテゴリー・タグページはnoindexの設定ができないので、ご注意ください。
SNSによるSEO効果
「AFFINGER5」では、記事下やプロフィール欄など、様々な箇所にSNSボタンを設置できます。
TwitterやFacebookなど、SNSでリンクを共有されても、被リンク獲得にはなりません。
しかし、間接的に下記SEO効果を見込めます。
SNSによるSEO効果
検索順位が上がる
SNS上で記事にいいねやシェアがされても、検索順位には影響しません。
しかし、SNSから流入があると、検索エンジンのロボットも同時に記事へ入ってきます。
これにより、検索順位の上昇を期待できるので、間接的にSEO効果が見込めると言えます。
拡散・シェアされて被リンクを獲得しやすくなる
SNS上で拡散・シェアされる記事というのは、当然ユーザーが良質と判断したコンテンツです。
つまり、被リンクを獲得できる機会も増えるということです。
自然な被リンクは現在もSEO対策として有効ですが、獲得するのは非常に難しくなっています。
SNSボタンで拡散・シェアされれば、必然的に被リンク数も増えていくでしょう。
「AFFINGER5」のSEO対策としては、以上となります。
AFFINGER5(アフィンガー5)のSEO設定方法
「AFFINGER5」のSEO対策項目は、基本的に有効化されています。
しかし、下記については自身で設定する必要があります。
SEO設定
- AMPの有効化
- title・meta description・noindexの設定
ただし、AMPは速度向上を図れますが、設定が非常に複雑となっています。
よって、ここではtitle・meta description・noindexの設定方法を見ていきます。
設定方法ですが、title・meta descriptionは投稿記事・固定ページの編集画面下部から入力可能です。
一方、noindexの設定は投稿記事・固定ページ編集画面のサイドバーから変更できます。
なお、noindexの項目に関しては、nofollowという設定も可能です。
nofollowとは、そのページのリンクを辿らないように検索エンジンに指示する設定項目です。
基本的にnoindexの設定を行う際は、「noindex、nofollow」としておきましょう。
AFFINGER5(アフィンガー5)のSEO対策は書籍でも高評価
冒頭でもご紹介しました通り、「AFFINGER5」は人気のWordPressテーマとして、販売サイトのランキング上位に位置しています。
さらに、WordPressユーザーからの人気に加え、「AFFINGER5」は書籍にもSEOやアフィリエイトに強いテーマとして、紹介されています。
例えば、下記は「AFFINGER5」の公式サイトに掲載されている、メディアの紹介事例です。
一般の利用ユーザーだけでなく、著名人や企業からの評価も高いことが分かりますね。
AFFINGER5(アフィンガー5)のSEO対策まとめ
「AFFINGER5」に施されているSEO対策についてご紹介しましたが、他のWordPressテーマと大きく違いはありません。
内部SEO対策は、有料WordPressテーマの中では差はそれほどないと、有名ブロガーのマナブさんも明言しています。
基本的なSEO対策は標準で実装されているので、noindexの設定については、コンテンツの質の低いページに関して変更するようにしましょう。
「AFFINGER5」は上位表示するためのSEO対策が施されているとはいえ、最終的に重要となるのは、記事の質の高さです。